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歴史問題を「未来形」にしてはならない (2)

人民網日本語版 2015年03月23日14:51

 歴史問題は依然として「現在形」だ。中日韓は共に重要なエコノミーであり、協力は3カ国にとってプラスであるのみならず、地域と世界の経済発展にもプラスだ。グローバル化が日増しに進行する今日、自国の事ばかり考えてよい国はなく、各国が共に助け合う必要がある。だが歴史問題における誤った姿勢のために、日本は中韓との協力の成果を十分に享受できないだけでなく、反対に関係悪化による苦しみを味わい尽くしている。今年は世界反ファシズム戦争勝利70周年ならびに中国人民抗日戦争勝利70周年でもあり、侵略戦争に対する日本の姿勢がなおさら強く注視されており、日本は逃れようもなく現実に試されている。

 歴史問題を「未来形」にしてはなおさらにならない。安倍氏は未来を語るのが好きで、日本を「一流国」にして平和に貢献することを志し、隣国との関係をきちんとする必要性も表明している。だが未来を空論に任せるわけにはいかず、必要なのは日本の真摯な姿勢だ。歴史の直視は未来を切り開く前提だ。歴史問題は迂回できない関門であり、日本は機を見て上手く立ち回り、その場をしのごうなどと考えてはならない。だが同時に、歴史は越えることのできない関門では決してなく、客観的かつ公正な姿勢で、一貫した共通認識を形成すれば、必ず明るい世界が開ける。

 中日韓外相会談の開催は3カ国協力が正常な軌道に改めて戻ることを意味する。この契機は得難いものだ。日本側がこの機会を大切にし、過去を徹底的に清算して、苦境にある二国間関係と3カ国協力に希望の光をもたらすことを希望する。(編集NA)

 「人民網日本語版」2015年3月23日


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