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広東・天津・福建自由貿易試験区プランが認可

人民網日本語版 2015年03月25日14:08

中国共産党中央政治局はこのほど会議を開催して、広東省、天津市、福建省の自由貿易試験区全体プランを審議可決し、上海自由貿易試験区の改革開放プランを一層深化させることとなった。習近平総書記が会議を主催した。新華社が伝えた。

3省市がこれまでに相次いで伝えてきた同プランに関する情報によると、これから発足する3つの自由貿易試験区は、いずれも明確な位置づけと各地の特色を備えるとともに、それぞれの強みを生かすような計画を立て、それぞれの特色を十分に発揮することを目指すという。

北方初の自由貿易区となる天津自由貿易区の戦略的位置づけは、北京市、天津市、河北省の協同発展に関わるものとなる。天津浜海新区政府弁公室の李彩良副主任は取材に答える中で、「上海の経験を学び、コピーすることを土台として、天津の特色を重点的に模索する。これには▽制度の刷新によって実体経済へのサービスを提供すること▽「1ベルト、1ロード」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)を契機として環渤海経済圏にサービスを提供し、同経済圏の発展を促進すること▽水上輸送に焦点を当て、水上輸送に関わる税金の徴収、水上輸送をめぐる金融といった特色をうち出していくこと、が含まれる。

福建自由貿易区には廈門(アモイ)、平潭、福州の3つのブロックがあり、面積は118.04平方キロメートルに及ぶ。台湾地区に最も近い大陸部の省として、福建省は台湾自由経済区との連携や海上シルクロードの建設に重点的に取り組む。

広東自由貿易区は総面積が116.2平方キロメートルに及び、南沙新区、前海蛇口のエリア、および珠海横琴新区がある。主に香港・澳門(マカオ)ブランドに力を入れ、広東・香港・澳門の金融協力イノベーション体制、広東・香港・澳門のサービス貿易自由化、制度の刷新を通じた広東・香港・澳門の取引ルールの連携に取り組む。

上海自由貿易区で獲得された27項目の制度刷新の成果が、全国へと普及拡大している。4大自由貿易区は今年中に同一のネガティブリストを使用するようになる見込みで、国家発展改革委員会が現在同リストの制定作業を進めている。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年3月25日

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