湖南省常徳市でこのほど、広東省の農家である劉樹平さんが栽培した新型食用植物「平安樹」の、大面積栽培と研究開発が始まった。人民日報海外版が伝えた。
劉さんは10年前に、平安樹と呼ばれる不思議な木を発見した。劉さんはこの木の苗を東莞市に持ち帰り、10年以上の心のこもった栽培により成功を収め、4000平米ーの畑を作った。
平安樹はそのすべてが「宝」で、安全かつ健康的に食用できる植物だ。根、茎、葉は食用に、花と樹皮は薬用になる。種からは食用油、バイオディーゼル燃料を作ることができる。平安樹の葉、枝、豆は、スープやサラダになる。
広州鼎竜実業投資有限公司は常徳市の優れた地理的条件に目をつけ、常徳市鼎竜竹道生物科技有限公司を設立した。同社は常徳市で1億元(約19億1800万円)を投資し、2000ヘクタールーの平安樹などの農産物加工・研究開発拠点を設立する。特許技術を使い農産物の品質と付加価値を高め、現地の農業の構造調整、農家の所得増に積極的に貢献する予定だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年3月27日