全国政治協商会議委員、中国農業部(省)元副部長、国際連合食糧農業機関(FAO)中国常駐代表の牛盾氏は11日午前、政治協商会議のグループ討論を終えた後にメディアの取材に応じた。牛氏は遺伝子組み換え問題について触れた際に、新京報の記者に対して、「農業部は遺伝子組換え技術により作物の耐性・生産高・品質を引き上げようとしている。遺伝子組換え作物が安全証書を取得したということは、これが安全であり食べられることを意味する」と述べた。新京報が伝えた。
牛氏は、「現在、100%ノーリスクの食品やモノは見つかっていない。ゆえに遺伝子組み換えが安全か否かは、十分な実験結果とデータを必要とする。しかし安全証書を取得した場合、それは安全であり食べられることを意味する。ただし、企業は商品を発売する際に、遺伝子組み換えの表示を行わなければならない。消費者には知る権利、選択する権利があるからだ。安全であっても、国が購入を強要することはない。これは消費者が自主的に決定することだ」と述べた。
牛氏はじゃがいもを主要食糧にする問題について、「この戦略は、中国の食糧が不足しており代替品を探すのではなく、食糧の種類をさらに改善することを目的としている。豆製品が今後、主要食糧になる可能性も否定できない」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年3月12日