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カメラを銃と勘違いして両手を上げ「降伏」するシリア難民の女の子

人民網日本語版 2015年04月02日08:27
写真のシリアの女の子の目はまるで目前に銃があるかのように恐怖に満ちている。実際に彼女の目前にあるのは、ただのカメラだ。

トルコのある新聞に3月24日に掲載されたある写真が、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で何度も転載されて話題を集めている。「泣いてしまった」、「信じられないほどの悲惨さだ」、「人道主義に欠ける」といったコメントが寄せられている。メディアが英国放送協会(BBC)報道として伝えた。

しかし当該の写真の真偽がネット利用者の間で論議され、また最初に公開した人間も撮影者を公開していない。あるネット利用者の調査によると、同写真は本物で、トルコのカメラマンOsman Sağırlı氏が撮影したものだという。

写真のエピソードを解明するため、BBCがSağırlı氏に取材した。写真の女の子はシリアの4歳になるHudeaちゃんで、2014年12月にシリア北部・Atmehのある難民キャンプで撮影したという。女の子は同キャンプで母親と姉妹2人と一緒に暮らしているが、彼女たちの故郷は約150キロ離れたハマーだ。

Sağırlı氏は「当時は望遠レンズつきカメラを使っていたのだが、彼女は銃だと思ったらしい。後で写真を見て初めて、彼女が怖がっていたことに気づいた。唇をかみ締めて、両手を挙げていた。普通、子どもはカメラを見ると走ったり、顔を手で隠したり、笑ったりするものなのに」と語る。Sağırlı氏によると、難民キャンプの子どもたちの写真を撮影することで、子どもたちの心の中の本当の気持ちが現れる。


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