シンガポールのザ・ストレーツ・タイムズは、中国清明節の紙製ハイテク製品は現実の世界よりも進んでいると報道している。iPhone 7やサムスンのGalaxy Note 6は、実際はまだ未発売だが、広州ではすでに墓参り用の紙製模型が売り出されている。iPadやiPhoneなどのアップル製品の紙製品は1セット10元、サムスン製品も1セット同価格で売られている。しかし、サムスン製品は1セットの中に含まれている種類が多く、現実世界の製品の価格差までが反映されている。新たな祭祀用品は通信機器の分野だけにとどまらず、高級品バッグや化粧品も非常に人気がある。おそらく、あの世もこのような知的財産権侵害に対しては大目に見てくれるだろう。旅行が好きだった故人の場合は、飛行機やヨット、ベンツなどの紙製祭祀用品も選ばれている。
日本のウェブサイト、フォーカス・アジアでは中国人ネットユーザーの反応が集められている。報道によると、「iPhoneなど、故人が亡くなった後何年も経って世に出たものを死者のために燃やしても、使えるのか?」というメディアの疑問に対して、ある人は、「ジョブスが教えてくれるだろう」「説明書も一緒に燃やすから、大丈夫だ」などと書き込んでいる。これらのコメントは中国人ネットユーザーからは「神返信」と称賛された。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年4月8日