4日から6日が清明節(4月5日)に合わせた3連休となった中国。旅行サイト・同程旅游が6日に発表した報告によると、連休期間中、旅行先として中国国内で最も人気となった都市は北京だった。北京で最も人気となった観光スポットは、故宮、北京歓楽谷、北京野生動物園、居庸関長城、圓明園、七彩蝶園、十三陵、北京大観園、世界花卉大観園、什刹海だった。 北京青年報が報じた。
2008年に「清明節」が法定の祝祭日となって以降、同連休を利用して旅行に出かけるというのが、定番となりつつある。同報告によると、11-15年の5年間、旅行者が年々増加し、今年は昨年比28%増となった。ただ、今年は天候がすぐれなかったこともあり、14年の増加幅36%には及ばなかった。
旅行の中でも、近場旅行が昨年比2倍増となって全体の約7割を占めるなど、海外旅行や国内の長距離旅行を抑えて圧倒的な人気となっている。同連休は元々3日間と短いことに加えて、今年は週末と重なり、有給休暇などを取って週末と繋げることが難しいため、遠出より近場旅行が人気となったようだ。
検索や問い合わせ量、予約状況などに基づいてまとめられた同程旅游の報告では、旅行先で最も人気の都市は上から順に、北京、上海、広州、青島、天津、重慶、桂林、南京、厦門(アモイ)、蘇州。例年とほぼ同じ顔ぶれとなった。ただ、北方地域は晴れ間が広がる地域が多かったのに対し、南方地域は雨の所が多かったこともあり、北方地域に属する青島や天津がトップ5に入った。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年4月7日