中国では今年も、伝統衣装が見どころの時代ドラマや恋愛ドラマが続々と放送される。それぞれテーマは異なるものの、どのドラマにも人気のイケメン俳優や美人女優が出演することになっており、見る人を魅了する衣装やメイク、美しいロケ地で撮影された各シーンなどに、多くの人が期待を高めている。
2011年から12年にかけて放送され大ヒットとなった中国の歴史ドラマ「宮廷の諍い女(原題:後宮・甄嬛伝)」は、今でも度々再放送され、その衰えぬ人気の右に出る者は未だに出現していない。そのため、同ドラマでヒロインを演じた女優・孫儷と鄭暁龍(ジョン・シアオロン)監督が再びタッグを組んだ新ドラマ「芈月伝(The Legend of Miyue)」には、自然と大きな注目が集まる。同ドラマは、孫儷演じる始皇帝(紀元前259年 - 紀元前210年)の高祖母に当たる女性政治家「芈月」が、楚(-紀元前223年)の皇帝の庶出の娘から、六国を統一した秦(紀元前778年 - 紀元前206年)の皇后へとどのように成長したのかを描いている。孫儷が若い「芈月」から年を取った「芈月」まで一人で演じるほか、劉涛演じる姉の芈姝と権力争いを展開し、見どころ満載だ。