湖北省襄陽市の宜城市が進める食の安全キャンペーンとして、市内の飲食店の調理過程を消費者に生中継で公開したところ、消費者から「安心して食べられる」と高い評価を得ている。
同市の食品薬品監督管理局の何玲副局長によると、同市は2013年から種類が異なる飲食店に合わせて厨房をガラス張りにしたり中継カメラを取り入れるなどして厨房の「見える化」を進めており、消費者からは「真相が目で確認できるようになった」と好評を集めている。
同部門は、厨房の透明化を推進することは食の安全を保障する上で有効な措置であり、社会が発展する中で必然的な流れでもあるとしている。また、こうすることで飲食店側の信頼を構築し、積極的な社会監督、衛生監督が促されるとともに、消費者の食の安全に対する不安を払拭し、安心・安全・健康という良好な消費環境が生まれることにつながるとしている。
現在、同市で調理過程の公開を実施する飲食店は21店舗。今後同様の措置が市全域で進められる見通しだ。(編集IM)
「人民網日本語版」2015年4月14日