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米比が大いに喧伝する軍事演習の目的 (2)

人民網日本語版 2015年04月22日14:02

 次に、米国側から見ると、米軍は日本、韓国、タイとの各合同軍事演習に続き、直ちにフィリピン軍と合同軍事演習を実施した。これはまさに「アジア太平洋リバランス」戦略が「新段階」に入った後の「一石多鳥」の最新措置だ。合同軍事演習に参加する名目でフィリピンなどの国をこの地域における軍事力展開の足場とし、東アジア地域の最前線における米軍のプレゼンスを強化し、対中軍事包囲網を構築し、海洋紛争を利用して中国を牽制するのが大きな目的だ。

 このところ米国の一部高官は南中国海問題について絶えず無責任な談話を発表し、南中国海でパトロールなど標的を定めた行動を行うようフィリピンなどASEAN諸国および域外国の背中を押すとともに、中国政府が南沙(英語名・スプラトリー)の一部の島や礁に駐屯して行っている正常な建設活動や施設の維持を非難し、さらにはフィリピン軍と合同で南中国海上空で偵察を行ってすらいる。

 「係争棚上げ、共同開発」という中国の提案の下で落ち着きへと向かっていた東中国海や南中国海の紛争が、2009年に米国がいわゆる「アジア太平洋回帰」「アジア太平洋リバランス」戦略を推し進め始めて以降、再びかき乱されているということを指摘しておく必要がある。フィリピンや日本は米国の新戦略に積極的に歩調を合わせ、南中国海と東中国海でもめ事を起こし続け、中国を挑発して、一連の権益維持措置を講じることを余儀なくさせた。

 どちらか一方の側につかないとの米政府の約束を米軍当局が順守し、アジア太平洋地域の平和と安定を促進する事を行うよう希望する。(編集NA)

 「人民網日本語版」2015年4月22日


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