■絶え間ない技術革新で完璧なカーアクション映像を追求する
同シリーズの映画はすでに1つのブランドを確立しており、当然「スピード」が重要なキーワードとなっている。いずれのシリーズも3分の1以上から半分ほどの時間をカーアクションに当てており、カーチェイスやクラッシュ、ドリフト、レースシーンなどが満載だ。撮影や制作陣は決してハリウッドの最高水準ではない。しかし、映画の舞台裏の功労者であるスタッフは、「いかに完璧にカーレースシーンを表現できるかが、我々が永遠に追い求める高い目標だ」と語る。陸の上でのスピードに飽きると、今度は、高い空から車をパラシュートで降下させたり、車を高層ビルからビルに飛び移らせたりと、度胆を抜く衝撃のアクションシーンを登場させ、観客をハラハラドキドキさせる。
■有利な公開時期と圧倒的な占有率
データから「ワイルド・スピード SKY MISSION」の爆発的ヒットの要因を解説すると、4月11日に発表された12日の国内映画チェーンの占有率によると、「ワイルド・スピードSKY MISSION」の占有率は65.7%で、昨年の「トランスフォーマー/ロストエイジ」の54.2%を大きく上回っている。レイトショーで上映された「ワイルド・スピード SKY MISSION」の全国のスクリーン数は、延べ1万397スクリーンに達し、「トランスフォーマー/ロストエイジ」の4855スクリーンと比較して、上げ幅が114%増に達している。