■日本人の列車に対する潜在的な思いが、ブライダルトレイン・ブームを促進
日増しに高まる人々のニーズを考慮し、日本の鉄道会社と旅行会社は近年続々とブライダルトレインのウェディングプランの販売を増やしている。東京と温泉地・伊豆を結ぶ急行列車や首都圏を縦断する西武鉄道、京阪神を中心とする関西高速鉄道でも、非常に成熟したブライダルトレインのサービスを提供している。新婚夫婦は高速で走る列車内で親戚や親友と結婚を祝い、ホームやホーム付近のホテルで結婚式や披露宴を行う。結婚式に掛かる費用は数十万円から100万円前後となる。九州の南阿蘇や群馬県などでも、現地の観光産業を振興するため、地方の伝統的なトロッコ列車を使った結婚式が行われている。
日本の社会学者は、「日本人は列車に乗って旅をすることに対して特別な感情を抱いている。また、日本人は、人生は意外性に溢れた列車の旅のようなものだと考えているため、ブライダルトレインで最も美しい人生体験を残せることは間違いない。数多くの日本の小説・映画・ドラマでは列車の中で生まれた男女の愛を描いている。ロマンチストな日本の青年男女はこのシーンを現実の中で再現することを望んでおり、これが客観的に日本人のブライダルトレイン人気を高めている」と分析した。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年4月28日