米国フライング・タイガーズ歴史委員会の馬寛池副委員長は人民日報の記者に「日本は第2次大戦中に犯した罪について、平和を愛する全ての国と人々に向けて謝罪すべきだ。歴史を直視せず、重大な事を避けて戦後の転換と貢献についてでたらめな話をするのみというやり方は、平和を愛する世界の全ての国と人々に対する挑発だ」と述べた。
■真摯な謝罪があって初めて真の和解を実現できる
米国のアジア系民間団体と反戦組織は米連邦議事堂前で抗議活動を行い、日本の犯した戦争犯罪について反省と謝罪を安倍氏に要求した。「安倍氏は正式に謝罪すべきだ」「慰安婦のために正義を」「反省イコール謝罪ではない」……人々は様々なプラカードを掲げて演説し、歴史問題において故意にどっちつかずの姿勢をとり、謝罪を拒絶する安倍氏に抗議した。
87歳の韓国人元慰安婦・李容素さんの姿も抗議現場にあった。2007年の米下院121号決議は、日本軍が第2次大戦中に慰安婦20万人を強制連行した行為について日本政府に謝罪を促した。当時、李さんは16歳の時に日本軍に強制連行されて性奴隷となった自らの悲惨な経験を下院で語った。決議採択から8年近くが経つが、李さんは依然として日本政府の正式な謝罪を待っている。
ワシントンD.C.アジア太平洋第2次大戦大災禍記念会の陳壮飛会長は人民日報の記者に「第2次大戦時の日本の罪に対する清算は今日もまだ完全には終わっていない。被害者は今も日本政府の正式な謝罪を待っている。真摯な謝罪があって初めて真の和解を実現できる」と述べた。