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気象衛星「風雲2号G」が気象局に引き渡し 災害予報能力を強化

人民網日本語版 2015年04月30日14:54

気象衛星「風雲2号G」は29日、開発部門の中国航天科技集団公司から、使用部門の中国気象局に正式に引き渡された。科技日報が伝えた。

国家国防科技工業局が発表した情報によると、同衛星の実用化は中国の静止気象衛星の観測の連続性・安定性の保障、中国の気象観測能力の向上、台風・豪雨・濃霧・黄砂・山火事などの災害の観測能力および予警報発令能力の向上にとって重要な意義を持つ。

同衛星は風雲2号第03期衛星プロジェクトの2基目。風雲2号第03期衛星は計3基で、第02期をベースに改良を加えた業務応用衛星となっている。使用寿命は3年から4年に延長され、増水期の観測の間隔が大幅に縮小され、宇宙環境の観測性能が大きく向上した。風雲2号G星は2014年12月31日に、西昌衛星発射センターから打ち上げられた。軌道上の試験結果によると、その全体性能は第03期の1基目の衛星を上回っている。

風雲2号は中国が独自に開発した第一世代静止気象衛星で、軌道上を運行中の衛星には第02期のD・E、第03期のF・Gの4基がある。これらの衛星は極軌道気象衛星と相互補完関係を持ち、中国気象衛星応用システムを構築している。また風雲2号は世界総合観測システムの重要な構成部分であり、世界気象機関の全球観測システム(GOS)にも組み入れられている。その観測データは、米国、欧州、日本、オーストラリアなどの国と地域でも広く受信・利用されている。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年4月30日

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