中国気象局が11日に発表した情報によると、極軌道気象衛星「風雲3号C」および地上応用システムが10日、正式に稼働を開始した。光明科技が伝えた。
風雲3号Cは、2008年に打ち上げられた風雲3号A、風雲3号Bと共に、午前・午後の観測網を形成し、全世界・全天候・マルチスペクトル・3Dの定量的な地球観測を実現する。これにより中国の極軌道気象衛星事業の安定的な連続運行を保証し、世界の自然災害・環境モニタリング・気候変動対策に豊富で正確な観測資料を提供し、中国の大気・陸地・海洋のグローバル観測能力を強化する。
風雲3号Cは稼働後、測位後の逆計算法によって処理・生成した、大気・雲・地表・海面・宇宙の環境変化を反映する地球・大気物理データ、および気候ネットワークデータなどのデータを事業者に提供する。さらに、中国気象局衛星気象広播網、FTPリアルタイムデータエリア、各事業サービス専門ラインに自動的にデータを伝送し、さまざまな手段によりユーザーにデータサービスを提供する。
データ受信・処理・サービスの品質保証に向け、風雲3号Cの地上応用システムの検査を行ったところ、衛星プラットフォーム・衛星内の設備・衛星制御などが全て正常を維持するという条件の下、データ受信の成功率・資料処理の成功率・製品伝送の成功率・データ保存の成功率という4つの指標はいずれも99%以上に達した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年6月12日