米国の大統領学者賞　5分の1が中国系高校生

米国教育省は4日、学術や芸術の面で優秀な全米の高校生に送られる大統領学者賞(US Presidential Scholar Award)の受賞者141人を発表した。受賞者のうち、約5分の1を占める約30人が中国系の高校生だった。 中国新聞網が米国の華字サイトの報道を引用して報じた。

受賞した中国系の高校生のうち、カリフォルニアの高校生が最多で、San Mateo高校のAngela Zhangさん、Palos Verdes高校のJennifer Y. Choiさん、 Torrey Pines高校のMelinda H. Wangさん、Harvard-Westlake SchoolのAlbert M. Choiさんらが受賞した。メリーランド州、イリノイ州、テキサス州、テネシー州などの中国系の高校生も受賞者となった。

米教育省によると、同賞が設立されたのは1964年で、米国の高校生にとっては最高の栄誉。今年は、全米で約300万人の高校生が卒業を予定しており、うち、約4300人が同賞をめぐって激しい競争を展開した。最終的に、全米50州、首都ワシントン、プエルトリコ自治連邦区、及び海外に住む米国人家庭からそれぞれ選ばれた男女高校生各1人、州枠の制限を受けない15人、大統領学者（芸術の部）20人の計141人が同賞を受賞した。

受賞者は6月21日に、ワシントンで行われる授賞式に参加する。（編集KN）

「人民網日本語版」2015年5月8日