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中国軍の行動は正当 米側のむやみな誇張は気にせず

人民網日本語版 2015年05月11日14:40

 米国防総省は8日、中国の軍事・安全保障に関する年次報告書を発表した。今年の報告書もこれまでの文章構成を維持し、本文も前年度と同じく中国の軍事・安全保障発展の最新状況、軍事戦略、軍の近代化の目標と発展の趨勢、部隊の近代化に用いる資源、対台湾緊急作戦の近代化、中米両軍交流の6部構成で、その後に中国の宇宙打ち上げ能力の発展、ミサイル防御能力の発展、南中国海での建設という3つの問題について専門的に分析した。(文:張軍社・海軍軍事学術研究所研究員。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

 今年の年次報告書はこれまでと同様に引き続き「中国の軍事的脅威」を誇張し、中国の国防・軍建設の戦略的意図、各軍の発展、宇宙、サイバー空間、軍事的透明性、台湾などの問題についていわれなき非難を加え、地域と世界の平和・安定維持に向けた中国側の積極的な努力を無視し、中国の平和的発展戦略、対外政策、東中国海と南中国海における正当な権益維持行動をほしいままに歪曲している。

 第一に、報告書は台湾問題において、台湾問題が中国の内政であるという事実を顧みず、中国の内政に干渉する「台湾関係法」を根拠とする台湾への武器供与、海峡両岸間のいわゆる軍事的均衡維持の企てを堅持している。中国の内政に荒々しく干渉し、中国の平和的統一を妨害するこの行為は、中米両国・両軍関係の発展に影響を与える主たる障害であり続けている。

 第二に、報告書は東中国海と南中国海の平和・安定維持のための中国側の大きな自制と忍耐について見て見ぬふりをする一方で、日本、フィリピン、ベトナムなどの挑発行為に対して中国が余儀なくされた正当な権益維持行動についてはほしいままに歪曲し、「低強度脅迫行動を用いて東中国海と南中国海の係争地域に対する海洋管轄権を推進している」といわれなき非難を加えている。

 報告書はフィリピン、ベトナムなどが不法侵略・占領した中国の南沙(英語名・スプラトリー)諸島で大規模な埋め立てや軍事建設を行っていることには一言も触れない一方で、中国側の自国領土での正常な活動に対してはあれこれと口出ししている。最近、米国の有名なシンクタンクは米企業の撮影した衛星写真から、ベトナムの侵略・占領した中国の南沙諸島の敦謙沙洲と西礁での埋め立て面積が2010年から今年4月30日までの間に8万平方メートルを超えたことを発見した。報告書はこれには全く触れていない。


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コメント

最新コメント

宮田聡美   2015-05-1258.253.192.*
そうそう。日本軍国主義と公然と結んだアメリカ政府に対しては「無責任で不公正であり抗議する。だから粛々と加速度的に進める」でOK。