11日正午ごろ、陝西省西安市に拠点を置く航空会社「幸福航空」のJR1529便が福州長楽国際空港(福建省)で着陸に失敗し、乗客45人のうち7人がけがをする事故があった。事故発生後、同空港は5時間以上閉鎖され、航空機約80機に影響。旅客約4000人が足止めされた。幸福航空は微博(ウェイボー)の公式アカウントで同事故について謝罪している。同日午後6時には、同空港は航空機の離着陸を再開した。事故の原因は現在、調査中。新京報が報じた。
あるネットユーザーは、「芝生の上で機体の前方部分が地面に着きそうになっている幸福航空機を見た。左側の翼は機体の接続部分で折れていた。また、煙が上がり、消防隊が噴水していた」と当時の状況を語っている。また、別のネットユーザーによると、当時、別の便では、「旅客機が滑走路から逸れる事故があったため、着陸時間が遅れる」との機内放送があった。
幸福航空の公式発表によると、事故を起こしたのは義烏市(浙江省)から福州市に向かっていたMA60型機(B-3476)。現地時間の午前11時57分に、福州長楽国際空港に着陸しようとして、滑走路から70メートル離れた芝生の上で停止した。乗っていた乗客45人、乗員7人は直ぐに機体から避難した。乗客7人が病院で検査を受け、うち2人が入院して治療を受けている。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年5月11日