最近は1年に1度の訪中
クック氏がCEOに就任してから、訪中は今回で6度目。最近は、1年に1度のペースで訪中している。これに相応し、中国におけるアップル社の影響力も上昇を続けている。
スイス銀行が発表しているiPhoneの販売統計報告によると、今年の第1四半期(1-3月)、iPhoneの世界における販売台数は6930万台。うち、中国における販売数が35%と、米国の24%を上回り、iPhoneにとって中国は世界最大の市場となっている。
業界関係者は、「クックCEOが訪中した際の訪問先を見れば、アップル社のマーケティングの方向の変化がうかがえる。数年前までは通信事業者を主に訪問していたが、現在は、インターネットマーケティングの拡張へと舵を切っている。この動きは、中国のIT業界の販売ルートの変化とマッチしている」と分析している。
小米の台頭を背景に、中国の携帯ブランドは最近、主にインターネットマーケティングへと舵を切っている。例えば、今年4月に、PC メーカー・聯想(レノボ)の楊元慶・会長が、レノボグループの経理以上の従業員に対して、微博のアカウントを開設し、インターネットマーケティングを行うよう指示した。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年5月13日