荷物を預ける、搭乗する、座席で機内食を食べる――飛行機旅行でのそんな光景はすでに人々に親しいものとなっている。だが旅行の過程でどれほどの細菌との接触にさらされているかをご存知だろうか。新華社が伝えた。
消毒グッズのブランド「Aqaint」の調査によると、飛行機を利用した一回の旅行で、旅客の荷物は普通、空港の荷物係4人とタクシー運転手2人、乗務員1人、ホテルのポーター1人に接触する。ホテルに到着するまでに荷物に付着する細菌は8000万個にのぼるという。
危険はそれだけではない。無数の手に触れながら交換されることのないシートベルト、乗客の体を包むだけでなく足の下に敷かれることもある毛布、なかなか完全に清潔にされない簡易テーブルなど、落とし穴はいくらでもある。座席のテーブルは食事時に使われるだけではない。ある匿名のフライトアテンダントは、赤ちゃんのオムツがその上で替えられているところを見たこともあるという。
米情報番組「トゥデイ」によると、飛行機や空港には、風邪やインフルエンザのウイルス、黄色ブドウ球菌、リステリア菌などの危険な細菌やウイルスが蔓延している。感染を防ぐにはどうすればいいのか。
デイリー・メール紙は次のように提案している。機内ではテーブルや手すり、シートベルトなどをまず拭いて清潔にする。トイレの前後にはよく手を洗い、裸足で機内を行ったり来たりしないようにする。鼻スプレーで鼻腔の湿度を高める。荷物が多くないなら、毛布は自分で持ち込むようにする。(編集MA)
「人民網日本語版」2015年5月20日