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新型国産ビジネス機、試験飛行を開始

人民網日本語版 2014年10月30日10:55

地域路線用ジェット旅客機「ARJ21」のビジネス機「ARJ21-700」(No.105)が29日に成都市と貴陽市の間で、初の機能・信頼性試験飛行(申請者の適合性を検証する試験)を実施し、1カ月余の試験の序幕を開いた。同機は29日10時頃、1回目の往復飛行を完了した。人民日報が伝えた。

同機は29日7時に成都双流国際空港を離陸し、10時頃、初の往復飛行を完了した。

機能・信頼性試験飛行は、航空機の運航路線上の飛行を想定した飛行試験で、航空機の部品・設備の交付後の正常な機能と信頼性を保証する。今回の試験飛行は成都双流国際空港を主要拠点とし、成都市、西安市、銀川市、貴陽市、南寧市、海口市、福州市、舟山市、石家荘、天津市の空港間を往復し、短距離・中距離・長距離便の100回以上の飛行を実施する。1日の最長飛行時間は10時間に達する予定。

試験飛行の主な内容は下記の通り。雨天時や夜間などの環境における適合性の試験飛行。メーター飛行規則および目視飛行規則に基づく日中と夜間の離着陸。空調、自動飛行、通信、電源、ナビゲーション、着陸装置などの各システムの循環的な操作。各システムの機能の効果の検査。

初の試験飛行終了後、首席試験飛行員の趙鵬氏は、「同機の飛行は正常で、今後の試験飛行の基礎を固めた。慣らしを続けることで、航空機も安定し、成熟度が増す。力強い推進力、高い燃費性能、低騒音などの特長を持つ他に、信頼性が高い」と述べた。

ARJ21-700は中国が初めて国際基準に完全に基づき開発した地域路線用ジェット旅客機で、中国商飛公司が開発を担当した。年末にも中国民用航空局の合格証を取得し、交付の段階に入る予定だ。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年10月30日

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