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外国映画に頻出する翻訳問題 ただの間違いではない

人民網日本語版 2015年05月26日15:25

ハリウッドの大型映画が中国で上映されるたびに、中国語字幕の間違いが話題となり、「神翻訳」などとからかわれている。翻訳している側にも言い分はある。翻訳しなければならないものは多いのに時間が少ない。収入は低い。秘密保持(公開前に映画の内容を漏らしてはいけない)のため人員募集もままならない――。海外との文化交流が増える中、翻訳の速度や正確さ、安定性をいかに確保するかが課題となっている。

▽意味の取り違えや場違いな流行語 字幕翻訳は問題だらけ

「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」(「アベンジャーズ2」は公開後すぐに、翻訳問題が明らかとなり、ネット上の笑い話のネタになった。名セリフの「Even if you get killed, just walk it off!」は「死んでもやりぬけ!」の意味だが、「誰かが殺しにやってくる、早く逃げろ!」と訳されていた。「I am Ordin’s son」は「私はオーディンの息子だ」の意味だが、「私はオディンソンだ」と見当外れの訳が付けられていた。

翻訳を担当した八一電影制作所の翻訳映画制作責任者の王進喜氏はこれについて、「『アベンジャーズ2』を制作したマーベル社の作品の翻訳は大変で、大量の資料を調べなければならない。『アベンジャーズ2』の台本は2万字余りに及ぶし、翻訳担当の劉大勇も59歳の年齢で大変。今後はこうした状況はないようにする」


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