ある分析によると、ホンダを含むタカタと協力している自動車メーカーはタカタに訴訟を起こしており、会社間の関係は日増しに緊張しているが、タカタによる緊急の部品交換を求め、タカタとの契約関係を継続し、タカタの提供する部品を使っている。本田は国内市場の新車へのタカタ製エアバッグの使用を減少させ、タカタの5大顧客の一つではなくなり、北米市場のアコードには豊田合成株式会社のエアバッグを採用している。だがホンダの20%以上の車は依然としてタカタの提供したエアバッグを使っている。
「タカタは自動車メーカーと連携し、顧客の安全を第一とする共同目標を推進していく」。タカタCEOに就任した高田重久氏は公開声明の中でそう語り、問題を徹底的に解決するとの立場を示した。
記者の質問に対し、タカタ社は「弊社は一貫して乗客の安全に努めている」とし、中国人消費者に対して初めて「あらゆる安全リスクを一つずつ解決し、公衆と顧客の信頼を取り戻したい」と約束した。だがタカタに迫られているのは、中国人消費者の信用を得ることよりもまず、日系自動車メーカーの信頼と支持を取り戻すことだろう。(編集MA)
「人民網日本語版」2015年5月27日