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上海警察、顔認識技術で海外逃亡犯を逮捕 整形しても判別可能

人民網日本語版 2015年05月28日16:25

 27日午後8時、横領の容疑で逮捕された呉容疑者がオーストラリアから東方航空機で上海に到着、上海警察に自首した。今年4月にスタートした海外逃亡経済犯の取締特別行動「猟狐(キツネ狩り)2015」 により、上海警察がこれまでに逮捕した海外逃亡犯は27人、上海以外の省・市と協力して逮捕に至った海外逃亡犯は11人に上った。うち、中央反腐敗調整チーム国際逃亡犯逮捕・不法取得資産没収活動弁公室が主導する「天網行動」の捜査対象となっていた汚職官僚2人が逮捕された。人民日報が伝えた。

▽国際協力で海外逃亡犯を摘発

 上海市公安局経偵総隊の徐長華隊長は、「『キツネ狩り』は中央政府の主導する『天網行動』に組み込まれており、中央から公安部、地方政府にいたるまで、海外逃亡犯の逮捕・不法取得資産没収を行う専門機関の建設に力を入れている。今年の『キツネ狩り』は、昨年よりも国際協力に力を入れ、捜査対象の種類も増えた」と語る。

 上海が今年これまでに逮捕した27人の海外逃亡犯のうち、逃亡期間が最長だったのは21年。逃亡先は米国、カナダ、スイスなど17カ国・地域に上る。中国は今年、米国、フランス、カナダなどと、海外逃亡犯の追跡逮捕、不法取得資産の没収などに関する協力意向書を締結している。

 中国公安部(省)と米国土安全保障省は今年4月9日、第1回閣僚級会合を開き、米国側は「天網行動」と「キツネ狩り2015」を積極的に支持すると表明した。徐隊長は「このことは、我々が欧米諸国で逃亡犯の追跡逮捕を行う上で有利な条件をもたらした」と語る。

 徐隊長によると、上海警察は海外逃亡犯1人につき、支隊・大隊リーダー1人、調査官2人からなる特別チームを結成、調査・追跡を行っている。なお、逃亡期間が長年にわたる逃亡犯に対しては二次調査を強化し、警察の各資源を活用して海外逃亡犯の状況をしらみつぶしに調査・分析しているという。


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