中国人が話すとき、非常に大きな声で、相手を圧倒するような勢いで話す。実は、自分が発する声が大きくなればなるほど、聴力は低下していく。人民網が報じた。
今、世界中で、聴力に関する問題を抱えている人は6億3千人を上回る。成人の約15%は、程度の差こそあれ、聴力に支障をきたしている。65歳以上の3人に1人、世界で約1億6500万人が、難聴に陥っている。
統計データによると、中国で聴力に問題がある身体障害者は2780万人、年間30万人のペースで増加しており、中国は聴覚障害者が最も多い国家となっている。中国では、60歳以上の高齢者が2億人を上回り、総人口の14.9%を占める。中国における高齢者の増加ペースは、世界平均レベルをはるかに上回っている。研究によると、中国の高齢者のうち、大なり小なり聴覚に問題がある人は35%以上を占める。
中国人の話し方の特徴として、「話し声が大きい」ことが挙げられる。これは、中国人を含む世界各国の人々にとって、共通した印象であろう。これについて、文化的要因を除き、言語学と生理学の立場から、専門家の間では諸説が論じられている。