「携帯をオフにして、両親と一緒に食事をする」、「お母さんにパックをしてあげる」、「両親に電話をかける」、「両親に微信(WeChat)の使い方を教えてあげる」、「両親に健康診断を受けさせる」、「出張に行ったら両親にお土産を買って帰る」、「両親のペースに合わせて、ゆっくり歩く」……。中国のネット上では最近、親孝行を促すさまざまな画像が話題を呼び、「現代版二十四孝(中国において後世の範として、孝行が特に優れた人物24人を取り上げた書物)」と呼ばれている。 人民日報が報じた。
父が亡くなったものの、貧しいのでお金がなく、身売りをしてその金で葬式をした董永。実母が健在の折、冬の極寒の際に魚が食べたいと言い、氷に覆われた河で魚を見つけてきた王祥。二十四孝に出てくる物語と比べると、今の人にとっては「現代版二十四孝」のほうが、現実味があって親しみやすいだろう。中国人民大学教育学院の程方平教授は、「偉大すぎて自分にはできないと思わせるより、現代版二十四孝のように、普段の生活に溶け込んだ内容のほうがいい」と評価している。