商務部(商務省)の高虎城部長と韓国の産業通商資源省の尹相直長官は1日に韓国の首都ソウルで、両国政府を代表して「中華人民共和国政府と大韓民国政府の自由貿易協定」に調印した。
この中韓自由貿易協定(FTA)は中国がこれまでに調印した対外的なFTAの中で、取り上げられた議題のカバー範囲が最も広く、国別の貿易額が最も大きいFTAであり、中韓両国にとっては、互恵・ウィンウィンの協定であり、「利益がほぼ均衡し、全面的で、ハイレベル」という特徴がある。
FTAに基づき、開放のレベルに関しては、双方の貨物貿易の自由化レベルがどちらも税目の90%以上、貿易額の85%以上になる。協定の範囲は貨物貿易、サービス貿易、投資、ルールなど17分野をカバーし、電子商取引、競争をめぐる政策、政府調達、環境といった「21世紀の経済貿易の議題」を含む。また双方は協定の調印・発効の後、ネガティブリストのモデルで引き続きサービス貿易交渉を行い、参入前内国民待遇とネガティブリストモデルに基づいて投資交渉を展開する予定だ。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年6月2日
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