京綉は宮綉とも呼ばれる、漢族の歴史の長い伝統的な刺繍工芸で、北京を中心とする刺繍製品の総称である。明・清の時代に発展し、多くは宮廷装飾や服飾品で使われ、素材の品質の高さや高い技術、優雅な風格を持つ。民間の高級宮綉の多くは皇宮と密接な関連を持ち、古代中国人の知恵と芸術創造力の結晶といえる。京綉のうち最高級なのは「平金打籽」綉と呼ばれる技法で、本金を糸に使ってデザインを刺繍したり、上にあしらったりし、精緻で優雅な作品を生んでいる。京綉は「燕京八絶」の一つとして「四大名綉」の「蘇、湘、顧」と共に「四大綉」と呼ばれた。 中国新聞網が伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年6月4日