運転中に携帯をいじるなどして、避けられる事故を起こすようなことがあってはならない。米国の自動車大手、フォードモーターが2日発表した調査結果によると、中国のドライバーの59%が運転中に微信(WeChat)を見、31%が自撮りをし、36%が微博(ウェイボー)を更新していることが分かった。同数字は、アジア太平洋地域で最も高い。北京晨報が報じた。
調査結果によると、アジア太平洋地域では、運転中に注意散漫になることをしているドライバーが多くいる。うち、かなり多くのドライバーが、運転中にメールの送受信をしたり、おやつを食べたり、ジュースを飲んだり、SNSを使ったり、自撮りをしたことがあると認めた。
特に、運転中にSNSを見ることがかなり常態化している。中国では、回答者の59%が「運転中に微信を見たことがある」、36%が「運転中に微博を更新したことがある」と答えた。また、フィリピンでは、回答者の48%が、タイでは45%「運転中にFacebookを見たことがある」と答えた。一方、オーストラリアでは、同回答は16%にとどまった。インドでは、回答者の27%が「運転中に各種SNSアプリを使ったことがある」と答えた。
「運転中の自撮り」が最も多かったのはフィリピンのドライバー。回答者の約42%が「運転中に自撮りしたことがある」と答えた。続いて多かったのは中国とタイで、それぞれ31%、30%だった。インドやオーストラリアの同回答は、それぞれ23%、7%だった。
その他、タイでは、回答者の47%が「LINEなどのメッセンジャーアプリを使ったことがある」、インドでは、56%が「運転中に電話をかけたり、電話に出たりしたことがある」、40%が「運転中に何かを食べたり飲んだりする」、55%が「運転中にオーディオをいじる」と回答した。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年6月9日