アップル社は9日、WatchOS 2を発表、「Apple Watch」向けOSの初のソフトウェア更新である。同日から、デベロッパはDigital Crown™、Taptic Engine™、心拍センサーなどの画期的なハードウェア機能と、新しいアプリケーション体験を創造するためのソフトウェアAPIを利用することができる。watchOS 2は今秋Apple Watchユーザ向けに提供され、新しい文字盤、文字盤コンプリケーションとしてのサードパーティアプリケーションの情報、そして「メール」、「友達」、「Digital Touch」での新しい通信機能が含まれている。広州日報が伝えた。
Apple Watchは今年3月に正式に登場したが、微信(WeChat)はTwitter、Instagramといったコミュニケーションツールとともに当初からサポートされたアプリであった。しかし、Apple Watchの画面上では一部のスタンプは表示されても、iPhoneでの操作のようにボイスメッセージを送信することはできず、しかもiPhone画面上でしか文字を見ることができなかった。watchOS 2の登場は、Apple Watch上でもiPhoneでの操作と同じように微信のボイスメッセージを送信可能となったことを意味する。
Safariのトップニュースを奪ったUCブラウザ
先日、Apple Watch上で使える初のモバイル用ブラウザ「UCブラウザ」が発表され、iPhoneにUCブラウザをダウンロードすれば、Apple WatchにもUCブラウザが同期されるようになった。
現在Apple Watch向けにUCブラウザが提供している機能は、主にニュースと天気で、iPhoneと連携して使用でき、単独でも機能を果たす。例えばApple Watch上でUCブラウザからの最新ニュースが届けば、iPhoneで開いて読むこともできれば、そのままApple Watchで開いても同じように全文を読むことができるというわけだ。
グーグルニュースと天気であれば、時計上でニュースのタイトルしか見ることができず、ユーザーはフォースタッチ機能でタイトルをSafariに追加してからiPhoneで閲読する必要があった。