5日夜、90歳の旧日本軍従軍慰安婦被害者が死去した。韓国の慰安婦被害者で生存しているのは48人だけとなった。中国新聞網が韓国メディアの報道を引用して伝えた。
慰安婦被害者のチェ・グムソン(崔錦仙)さんは5日夜、キョンギ(京畿)道ヨンイン(竜仁)市の病院で亡くなった。チェさんは、2007年から、高齢者専門の病院に入院し、治療を受けていた。
先月24日、83歳の慰安婦被害者キム・ヨンヒ(金然姫)さんが病気のため死去した。キムさんは1944年、12歳の時に青森に連行された。
韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領はかつて、旧日本軍の従軍慰安婦被害者をめぐる問題を取り上げ、「これは、必ず解決しなければならない歴史上の課題だ」と強調した。パク大統領は、「現在、慰安婦被害者の平均年齢が90歳に達している。彼女らの名誉回復のために残された時間はそう多くない」と続けた。
村山富市・元首相はかつて、「旧日本軍慰安婦問題は決して軽視してはならない、必ず解決すべき問題である。日本と韓国は首脳会談を開催し、腹を割った話し合いをしなければならない」と述べた。
また、村山元首相は、「慰安婦問題の責任は日本にあり、日本は慰安婦問題を道義的に解決することを免れることはできない。日本と韓国は隣国同士であり、互いに助けあい、交流を深め、共に発展を目指すよう切望している。また、両国首脳が、首脳会談で腹を割って話し合い、心からの十分な意志疎通が実現するよう期待している」と強調した。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年7月7日