あまりに暑いため、同留学生は日中のほとんどを部屋で過ごし、クーラーをかけて室内の温度を26度にしているという。華中科技大学、華中師範大学などのアフリカ人留学生5人も、「武漢市の夏は暑すぎる」と声を上げている。
「アフリカ=暑い」は誤解
華中師範大学で地理学を教える呉宜教授は、「アフリカというと、『暑い』を連想する人も多いが、それは誤解。アフリカは、南半球と北半球をまたいでおり、南緯30度から北緯30度の間に位置するため、気候も豊富。今の時期、多くの場所が武漢市より涼しくても不思議でない。アフリカは、高原を主体とした大陸。ほとんどの地域が、海抜800-1000メートルで、気温が上がらない。一方、武漢市は夏になると、上空は亜熱帯高気圧で覆われる。加えて、長江流域の河谷に位置し、四方を山が囲んでいるため、熱がこもりやすい。さらに、河川が密集し、湿度が高くなるため、汗をかいても蒸発せず、蒸し暑くなる」と語る。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年8月11日