安徽省初の全天候型スマート点検ロボットが8月6日、全椒県黄栗樹村220kV変電所で正式に使用開始された。ロボットは主に人の代わりに巡回点検を行う。
スマート点検ロボットの一つの「目」は一般的なカメラで、リアルタイムの遠隔操作と画像収集が可能だ。もう一つの「目」はサーモグラフィカメラで、設備の赤外線分光分析とサーモグラムの収集が可能だ。集められた画像データはクラウドプラットフォームを通じ、コンピュータに全天候・リアルタイムで伝送される。ロボットは制御システム、2つの目、レーダー衝突防止システム、バッテリー、独立駆動システム、測位システム、その他の補助的な装置によって構成されており、変電所の環境・設備・人員・道路の全天候型の自動点検・充電が可能だ。科技日報が伝えた。
通常時、管理者は定期的・自動的に変電所の全体を巡回するようロボットを設定し、設備の情報・状態を全面的に記録する。メーターの数値が基準を上回った、あるいは設備の発熱や故障が生じた場合、ロボットは自動的に警報を鳴らす。夏の豪雨といった悪天候時、もしくは変電設備の故障、ガス漏洩などの異常発生時には、管理者は電力緊急指揮センターでロボットを遠隔操作し、設備の特別巡回を実施することができる。これによって人身事故のリスクを引き下げ、設備巡回の質を効果的に高めることができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年8月11日