2015年8月11日  
 

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河北省で「仙女エビ」発見か 2億年前から存在

人民網日本語版 2015年08月11日13:18

河北省任丘市尚書村の村民の杜亜紅さんはこのほど、トウモロコシ畑の中から奇妙な形をした生物を発見した。この生物はエビに似ており、水の中で「背泳ぎ」のような姿勢で泳ぐ。体の両側にある十数対の毛が生えた腕を動かすことで前進する。河北新聞網が伝えた。

村民によると、写真の貝殻に包まれているのは、この生物の幼生だ。幼生期にはこの「貝殻」を動かすことで移動するが、時間の流れと共にこの「貝殻」は次第に剥がれ落ち、ムカデのような毛が生えた小さな腕が生え、この腕を使って前進するようになる。村民はネットで調査した結果、この生物が今から2億年前の生物「仙女エビ」ではないかと疑っている。

仙女エビの学名は「枝額虫」で、甲殻類水生生物の一種だ。その背泳ぎの姿勢が仙女のようであることから、この名で知られる。この種は高い生存能力を持ち、枯れた湖の底にいても、数年間にわたり高温もしくは凍土の中に置かれても、生き延びることができる。仙女エビの卵は1000万年以上生存でき、十分に雨が降れば孵化し命を得る。

寿命はわずか3ヶ月と短く、かつ地球上の生存の例が少なくなっているため、情報が少なく余り知られていない。この種は2億年以上前、恐竜と同じ時代から生息を続けており、生物の進化の研究に対して重要な科学的意義を持つ。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年8月11日


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