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霊井許昌人遺跡、古人類の大腿骨が発見 河南省

人民網日本語版 2015年07月21日16:01

河南省文物考古研究院が発掘を担当する霊井許昌人遺跡で、保存状態が良好な古人類の2つの頭蓋骨が発見されていたが、今回さらに古人類の2つの肢骨が発見された。肢骨はいずれも大腿骨で、そのうち一つの海綿骨には噛み跡があった。光明日報が伝えた。

河南省文物考古研究院と中国科学院古脊椎動物・古人類研究所の専門家が、今回の発掘調査を実施した。今年の発掘調査に参加した古人類研究専門家の呉秀傑研究員は、「これまでの発見と比べ、今年の発見は極めて重要だ。まず古人類の後頭部の骨が初めて見つかり、古人類の進化の秘密を探る鍵になった。また今年の発掘の位置を見ると、人の骨が見つかったのは発掘エリアの北西部で、小型湖沼の北部の端に位置する。遺跡が形成された当初、ここは標高が高かった。これまで発見された人類の化石が水の力によって短距離移動していたとするならば、今回の発掘エリアの付近には歯やその他の大きな人の化石がある可能性がある。北に発掘エリアを広げれば、新たな古人類の化石が見つかるかもしれない」と述べた。

河南省文物考古研究所の李占揚研究員は、未成年の大腿骨に噛み跡があったことについて、「肉食動物の行為と思われるが、人が大腿骨を食べ栄養をとっていた可能性を否定できない」と話した。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年7月21日

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