ロサンゼルス空港のイミグレーションで、担当官はPCをチェックして資料を読み、その場で米国への入国を拒否、中国への強制退去処分を申し渡したという。
この担当官は、「PCの資料によると、この中国人観光客は、7月に欧州を旅行した際に、『マナー違反行為』の記録が入力されていた。このため、彼の所持する10年有効の米国入国ビザを無効とし、強制送還することとした」と説明した。
「観光客によるマナー違反行為の記録」とは、一体いかなるものか?友人はそれ以上のコメントを避けた。だが、中国メディアの報道によると、中国では、「観光客による非文明的行為の記録管理暫定規則」が昨年から施行され、中国国家観光局は、一部観光客によるマナー違反行為の記録を公開し、その一部を「ブラックリスト」に組み入れた。国家観光局監督管理司の彭志凱司長は、「暫定規則によると、マナー違反をした観光客は『長期間』の記録が残る。米国のイミグレーションが把握した『マナー違反をした中国人観光客』の記録が、中国側から提供されたものか否かは明らかではない」と述べた。
上述の「暫定規則」によると、『観光客によるマナー違反行為』が記録されると、中国の観光主管当局は、必要に応じ、公安、税関、出入国審査、交通、人民銀行信用調査機関など関係当局に対してその記録の内容について通報することになっている。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年9月21日
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