日本政府観光局(JNTO)によると、6月の訪日中国人観光客は前年比2.7倍の46万人となり、過去最多を更新した。これは、訪日外国人全体の4分の1を占める数だ。それを背景に、訪日中国人観光客にすこしずつ変化が現した。
まず、訪日中国人観光客には年間を通してオフシーズンがないこと。以前は旧正月(春節)期間に集中していたが、2015年は4月の花見シーズンも観光客は減少せず、6月には過去最高を記録した。今後も夏休み、国慶節の連休などが続き、年間通して中国人観光客が多い状況が続くとみられる。
次に、中国人観光客の旅行モデルに変化が現れたこと。以前は、中国人観光客の主流は団体旅行だったが、現在では個人旅行が急速に広まりつつある。航空券の手配もネットで行うことが主流になっている。
最後に、リピート客の増加だ。多くの中国人観光客は東京や大阪などの大都市を訪れているが、リピート客の増加に伴い、あまりメジャーではない地方都市にまで訪れるようになっている。2014年の訪日中国人で2回以上日本を訪れているリピーターは44.2%に上る。(提供/レコードチャイナ・編集/SC)
「人民網日本語版」2015年7月30日