中国の習近平国家主席はまもなく米国を国賓訪問する。経済貿易協力は、今回の訪米の重要な議題の一つだ。ペニー・プリツカー米商務長官など、複数の米政府高官と商工界の関係者は、中米両国が経済貿易協力を強化することに期待を寄せており、習主席の今回の訪米によって、中米両国の経済貿易実務協力が推進されることを望んでいる。中国中央テレビ(CCTV)の報道を引用し、解放日報が伝えた。
プリツカー米商務長官はCCTVの取材に応じ、経済貿易関係を米中関係の「バラスト」とするという考え方に肯定的な見方を示した。米下院の米中ワーキンググループの共同議長であるリック・ラーセン下院議員(ワシントン州)は、「習近平主席が訪米の最初の訪問先にワシントンを選んだことを、嬉しく感じる」と語った。
シアトルは、ワシントン州最大の都市であり、ビジネスの中心でもある。シアトル商工会は、ボーイング、マイクロソフト、スターバックスといった世界的な有名企業を含む2300あまりの会員企業を有する。シアトル商工会の会長は「習近平主席を迎えるにあたり、我々は現地企業に中国との交流のチャンスを提供するため、準備委員会を立ち上げた。多くの企業が積極的に申請を提出している」と述べた。
18日、中国の崔天凱駐米大使は取材に対し、「習近平主席の訪問先は多岐にわたり、注目点も多い。今回の習主席の訪米は、米国の政治・ビジネス・社会各分野との交流の良いきっかけとなるだろう」と述べた。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年9月20日