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中日韓メディアの使命は、理解と相互信頼の架け橋を築くこと 人民日報社社長

人民網日本語版 2015年09月20日14:52
中日韓メディアの使命は、理解と相互信頼の架け橋を築くこと 人民日報社社長
人民日報社の楊振武社長

人民日報社が主催し、環球時報社が実施する2015年第2回中日韓名記者対話会が20日、北京国家会議センターで開催された。人民日報社の楊振武社長は開幕式で「中日韓メディアの使命は、人々の間に理解と相互信頼の架け橋を築き、共に提携・協力し、建設的な報道によって、地域の平和と繁栄を守るため、着実に努力を重ねること」と指摘した。人民網が伝えた。

楊社長は、次のように指摘した。

中国、日本、韓国は一衣帯水の隣国だ。地理的に近く、相通じる文化を持ち、友好交流の歴史も長い。3カ国の人々は、16年前に始まった中日韓の協力関係に期待を寄せており、対話メカニズムがますます完備され、3カ国の相互理解と信頼が促進され、各分野での協力が安定的に推進され、3カ国が確立した「未来志向の全方位的な協力パートナーシップ」が健全かつ持続的に発展することを望んでいる。

中日韓は今や、世界の重要な経済体に成長した。経済の発展と人的往来の増加、平和共存・協力・ウィンウィンという流れに逆らうことはできない。中日韓三国協力事務局の岩谷滋雄事務局長の言葉を借りれば、「市場や通貨による統合のみが共同体ではなく、一番大切なのは互いに信頼し理解し合う心と心のつながり」なのだ。この言葉に、中日韓3カ国のメディアが進むべき方向性が示されている。それはすなわち、我々の握るペン、発信する情報、情報発信の理念、相互協力の成果でもって、3カ国の人々の「心」を近づけるということだ。

国民は歴史の創造者であり、中日韓協力の未来は国民の手に握られている。我々3カ国のメディアの使命は、人々の間に理解と相互信頼の架け橋を築くことだ。我々は、最も深い実感、最も広い心、最も誠実な善意でもって、歴史を銘記し、長期的な視野を持ち、未来を開拓すべきだ。今後、3カ国のメディアはさらに協力を深め、建設的な報道を通じて地域の平和と繁栄のため、着実に努力を重ねていくべきだ。

中国共産党中央機関紙、中国最大の総合メディア・新聞集団である人民日報社は、長年にわたり、中日韓の平和、発展、協力、ウィンウィンという崇高なる事業に力を尽くしてきた。我々は日本と韓国の主流メディアとの密接な交流・協力を通じ、共通認識を増やし、素晴らしい中日韓の物語を共に語り、情報発信の手段を共に開拓し、3カ国の国民の共通の福祉に対する責任を忠実に果たしていきたい。(編集SN)

「人民網日本語版」2015年9月20日

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室戸 桂一朗   2015-09-2158.157.98.*
報道機関は、友好も大切ではあるが、友好の中身も多様であり、表面的な友好的言辞に囚われることなく、各界の様々な意見を、できるだけそのまま伝え、意見に対する判断は、各読者に任せることが重要ではないだろうか?報道機関が自ら友好を演出することは、あってはならない。
室戸 桂一朗   2015-09-2158.157.98.*
中立概念が揺れている。侵略戦争に勝利した戦勝式典が開催されたことについて、侵略戦争であったことを認めず、式典に対して公然と不快感を表明し、国連事務総長が式典に参列したことを、口を極めて執拗に非難し続ける者がいる。侵略戦争に対して戦った者と、侵略した者との間で、中立を守ったのでは、正義は成り立たない。侵略戦争に勝利した戦勝式典に、国連が参列するのは、当然です。友好概念も同様に揺れていると考えるべきでしょう。戦争や侵略に対する歴史観の相違を無視して、表面上だけの友好を演じても、それでは真の友好は得られない。友好もまた、正義と不正義を明らかにした上で、演じられるべきでしょう。世上、しばしば日中友好が演じられるが、歴史改竄を無視した友好には、距離を置くべきであり、意図的に侵略を曲げ、もしくは隠蔽するための友好を演出するのであれば、むしろ、これを批判するべきです。日本側の友好演出には、このような悪意が隠されていると感じられるものが多い。日中それぞれ主張の違いがあるだろうが、それを乗り越えて友好関係をむすびたい、というのでは、とても真の友好とは言えないでしょう。違いを繰り返し明らかにし、なぜ違うことになったのか研究し反省することこそが、真の友好に近づく一歩です。