陳老人は1946年生まれの69歳。学校で勉強したことはなく、絵をこよなく愛し、野菜を作って生計を立てている。1日の稼ぎは数十元、多い時は100元を上回る。以前交通事故に遭い、脚に障害が残った。時には、野菜を売りに行かずに家で絵を描くに没頭することがあり、そんな時、彼の妻はぶつぶつ文句を言うようだ。絵は彼にとって、清貧生活の中でひとときの癒しとなっている。
陳老人はふだん、芸術を創造する空間の近くで野菜を売っている。彼の売る野菜は全て、種まきから収穫、販売まで自分で行っており、売価は決して高くはない。「私が描いた絵は全て想像画だ。偶然、本に数枚の絵画が載っているのを見つけ、それを真似して描くようになった。今の生活に特に不満はない。なんとか食べていけるし、まあまあといったところだ。これからもずっと描き続けられればと思っている。絵を描くことは本当に面白い」と老人は話した。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年10月9日