3Dプリンターで作られた「頭蓋骨」、「見えない」医療用縫合糸、シリコン製のストレス解消クッションなど、多くの医療製品が武漢国際博覧センターに登場した。武漢晩報が伝えた。
ある上海企業は国内初の3Dプリンターで作られた頭蓋骨を展示し、多くの市民を集めた。この機械なら、オーダーメイドの頭蓋骨を、わずか20時間で作成することができる。
3D頭蓋骨に使用された材料は感光性樹脂。患者の頭蓋骨のデータを入力後、装置は底部から上部へと造形していく。頭蓋骨は下から積層される。丸一日をかけて頭蓋骨の作成が完了し、重量も硬度も本物の頭蓋骨とほぼ同じだ。
企業の関係者は取材に対し、「この頭蓋骨は唯一無二のものだ。細かく見れば、骨の隙間まで完全に復元されていることが分かる。患者の頭部の傷がはっきりと示され、医師はこれを目にし触ることもできる。医師が手術前に予行演習し、正確に手術する一助になる」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年10月19日