中国が独自に開発した海底パイプライン漏れ磁束内部検査装置が16日午前11時頃、渤海中央に位置する「渤中34−1」油田中心プラットフォームでの海上試験に成功し、完全かつ有効なデータを取得した。海外製の設備が国内パイプライン検査市場を独占する時代が、これにて終了した。科技日報が伝えた。
中国海洋石油総公司のプロジェクト担当者の王建豊氏は、「漏れ磁束検査は成熟し、最も幅広く活用されているパイプライン内検査技術で、世界の90%以上のパイプラインに使用されている。これまで国内のパイプライン検査技術は成熟しておらず、米国やドイツなどの2−3社のグローバル企業に寡占されていた」と話した。
中国海洋石油総公司は2012年3月に同プロジェクトを正式に開始し、産学研の連携により内外瑕疵識別一体化センサー、長距離磁気回路浮動機関、省エネ型データ処理・保存システム、高出力電源などのコア技術を把握。中国初の真の高精度・スマート化パイプライン内部検査・瑕疵正確自動分析システムの開発に成功した。今回の試験で得られたデータを見ると、瑕疵の検出率、瑕疵の長さ・幅・広さの特定の精度、内外の瑕疵の識別といった指標はどれも世界先進レベルに達し、一部で海外の主流製品を上回った。コストは海外製品を30−50%下回る。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年10月19日