「ぼくの桃色の夢」の郝監督
中国若手注目株の郝傑(ハオ・ジエ)監督が旗を振ったラブコメディ「ぼくの桃色の夢(原題:我的青春期)」が22日に開幕した第28回東京国際映画祭のコンペティション部門に唯一の中国語作品として出品されている。人民網の記者はこのほど、東京で郝監督をインタビューし、自分の作品に対する思いを聞いた。人民網が報じた。
郝監督の3作目となる「ぼくの桃色の夢」は、中国北方地域に住む「80後」(1980年代生まれ)の若者の成長の過程を描いており、今年11月中旬に中国で封切られる。近年、中国では、青春映画ブームとなっているが、それについて、郝監督は、「ブームになっているから青春映画を製作したというわけではない。この映画を作った動機は作品の中に込められている。男性主人公の物語は、僕自身の経験と生きていることに対する思いが込められている。ずっと前から、この映画を撮りたかった。僕の青春はすでに終わった。青春の記憶を作品にしなければ、心のつっかえが取れない」と語った。