范長竜中央軍事委員会副主席は3日午後に北京で米太平洋軍のハリス司令官と北京で会談した。中国新聞社が伝えた。
范副主席は「近年、習近平国家主席とオバマ大統領自らの関心と推進の下、中米双方は新型の大国関係の構築において一連の重要な成果を挙げ、中米関係の健全な発展の方向性を示し、中米両軍協力・交流は強化された。だが最近米側は中国の南沙(英語名スプラトリー)諸島の沿岸海域に軍艦を進入させた。これは中国側の領土主権と島・礁の安全を脅かすものであり、誤解、誤った判断、不測の事態を極めて引き起こしやすく、地域の安全に新たな不安定化要因をもたらすものであり、中国側の強い不満を引き起こした。中国軍は断固として使命を履行し、国の主権・安全を守る。米側が中米関係の大局に立ち、中国側の領土主権に関わる重大な問題を慎重に受け止め、扱い、こうした誤った行為や危険な挙動を止め、両国・両軍関係の健全で安定した発展を促すよう希望する」と述べた。
ハリス司令官は「米中両国間にはいくつかの分野で溝があるが、協力と対話は前向きで有効なものであり、発展の趨勢にある。両軍協力・交流を一層深化し、両国・両軍関係のたゆまぬ発展を促したい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年11月4日
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