米国のスコット・ ケリー宇宙飛行士は10月29日、216日間連続滞在記録により、宇宙での連続滞在期間が最も長い米国の宇宙飛行士になった。米メディアは衛星中継により、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中のケリー飛行士の取材を行った。中国新聞網が伝えた。
ケリー飛行士は宇宙における日常生活について、「ISSは閉鎖的な環境で、飛行士はここを離れることができない。家にいる時のように、自由に外の空気を吸うことができない」と述べた。しかしケリー飛行士は宇宙飛行士になってから19年後、先月28日に初めて宇宙遊泳を行った。
ケリー飛行士は今回の経験について、「宇宙遊泳はジェットコースターのように楽しいものではない。宇宙遊泳は困難で、宇宙環境におけるリスクも高い」と話した。
しかし、ハイリスクはハイリターンを呼ぶ。宇宙遊泳中に地球の日の出や日没を見ることができ、まさに絶景だ。ケリー飛行士は、「ISSの窓から見る風景だけでも衝撃的だ。宇宙遊泳中に私と風景を隔てていたのは宇宙服のガラスだけで、まったく異なる彩りと壮観な景色を見ることができた」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年11月6日