中国公安部(省)はこのほど、「身分証明書を紛失した場合の戸籍所在地以外の地域でも届け出と新たな身分証明証の受け取りができる制度の構築に関する意見」を通達した。人民日報が報じた。
同「意見」は、戸籍所在地以外の省(自治区、直轄市)で合法的に就職、就学、居住している国民本人であれば、居住地の公安機関で身分証明書や戸籍簿、居住証の再発行や受け取り、証明書の受け取りを使った証明書類の受け取りなどが行えると明確に規定している。ただ、身分を確認できない人やマイナスの信用記録がある人の場合、同サービスを受けることができない。
公安部は既に、天津市や河南省、江蘇省、安徽省、浙江省、江西省、重慶市、四川省、湖北省、湖南省の10省・市で、同サービスを試行している。2016年7月には、全国の大・中都市や条件が整う県(市)でも導入され、17年7月には全国で全面的に実施する計画だ。
「人民網日本語版」2015年11月13日