大学生の楊さん(男性)は最近、「身分証明書の写真写りがあまりにも悪く、実際の自分と全然違う。試験を受ける時も、別人に間違われることが多く、監視員に何度も説明しなければならない。春節(旧正月。今年は1月31日)に飛行機に乗った時も、空港のスタッフにじっくりと見られてやっと通過させてもらった。身分証明書を新しく作り直したいけど、また同じような写真になるのが心配。証明書の写真って、もう少しなんとかならないものか」と嘆いた。楚天都市報が報じた。
筆者が市民約50人を対象に取材を実施したところ、8割以上が「証明書の写真は確かに見た目が悪く、実際の自分とは違う」と答えた。「証明書の写真は世界一醜い」、「ぶさいくすぎて涙が出る」などと嘆くネットユーザーもいる。
また、回答者のほとんどが、「撮影する時に歯を見せないようにと言われるので、不自然でかたい表情になる」とし、「実際よりも大分太って見える」という人もいた。
これに対して、湖北省武漢市武昌区の公安分局出入境管理処の担当者は、「証明写真は主に、本人かどうか識別できるよう実際に近い顔を提供するためのもの。カメラマンは、統一された専門的な研修を受けており、証明写真の大きさや色の基準に厳正に沿って撮影する。普段撮影する写真は、さまざまな方法を通して、見た目を良くすることができるが、実際の姿とは異なってしまう。そのような写真を証明書の写真にすれば、審査にもっと手間がかかってしまう」と指摘している。
また、現在の電子識別システムは、証明書の規定外の写真を識別できるレベルまでには至っていない。例えば、前髪が長かったり、髪で耳が隠れたりしている場合だ。つまり、不必要な誤解を避けるために、証明書の写真の見た目が悪いというのは「必須条件」なのだ。
きれいな証明写真を取る7つの秘訣
ありのままの自分を保ちながら、どのように証明書の写真の見た目をよくできるのだろう?長年カメラマンを務めている叶さんは、以下の7点を挙げる。
1、濃い色の服を着る。そうすれば顔の輪郭がはっきり見える。
2、濃い化粧はできないことになっているが、BBクリームやファンデーション、コンシーラーなどを少し使えば、肌の色がよく見える。
3、両手を膝の上に自然におけば、自然に見える。
4、背筋を伸ばし、顔が写真の中央になるようにする。
5、まっすぐ前を見る。不自然になるため、カメラをじっと見るのは避ける。
6、丸顔の場合は、頭を低くしてアゴを引くと良い。
7、最も大切なのは緊張しないこと。リラックスして、肩が上がらないようにする。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年2月20日