16日午前、第17回中国国際ハイテク成果交易会の現場で、実写版「アバター」を見ることができた。ある障害者が、念じることで動きを制御できる義肢を使い、自在に手を開き、近くの小さなものを簡単につかんでいた。人民網が伝えた。
これは中国科学院深セン先進技術研究院の神経リハビリ専門家である李光林氏が開発中のバイオニック義肢だ。現場の職員によると、この義肢は念じることで制御できるが、脳から直接指示を受けているわけではなく、患者の筋肉表面の電気信号を利用している。この義肢は筋肉の電気信号を、四肢のさまざまな動きに変えることができる。そのコア技術は主に、筋肉の電気信号を動作に変える一連のアルゴリズムおよび信号処理プロセスにある。
この義肢は輸入製品と比べ、軽量かつ低価格という2つの特長を持つ。職員は、「3Dプリンターで製造されており、重量はわずか180グラムと、同類製品の約500グラムをはるかに下回る。患者の装着の負担を大幅に軽減し、長期的な装着に適している」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年11月18日