電気自動車の「充電難」の問題が解消されそうだ。国家発展改革委員会などの4部門は17日に発表した「電気自動車充電インフラ発展指南(2015−20年)」の中で、2020年までに集中型充電・バッテリー交換スタンドを1万2000軒、分散型充電ポールを480万基追加することで、全国の500万台の電気自動車の充電の需要を満たすとした。新華網が伝えた。
同指南は、2020年までに全国の電気自動車保有台数が500万台を超えると予想した。そのうちEV路線バスが20万台以上、EVタクシーが30万台以上、清掃や物流などの専用車が20万台以上、EV公用車およびマイカーが430万台以上。
しかしながら電気自動車の充電の需要に対し、充電インフラが大きく不足している。充電インフラの整備は、電気自動車の普及の鍵となる。同指南は、路線バス、タクシー、清掃、物流などの公共サービスの充電インフラを優先的に整備し、路線バス充電・バッテリー交換スタンドを3850軒、タクシー充電・バッテリー交換スタンドを2500軒、清掃・物流などの専用車充電スタンドを2450軒建設すると明記した。
また住宅区で280万基の専用充電ポールを設置するほか、公共機関、企業・事業単位、オフィスビル、工業団地などの駐車場に、150万基の専用充電ポールを設置する。交通中枢、大型文芸・体育施設、都市の緑地、大型建築物の駐車場、路傍の駐車位置といった都市公共駐車場で、2400軒以上の都市公共充電スタンド、50万基の分散型公共充電ポールを設置する。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年11月19日