温州の「臭気判定士」に密着　資格更新のための検査は3年に1度 (2)

〇臭気判定のポイント：まず直感が大切、迷って出した判定は、間違う率が高い

サンプルの臭気判定作業には、6人以上の臭気判別士、1人の臭気調整員、1人の総合判定士が共同で携わる。判定士の邱林氏は、「臭気判定という仕事は、何よりも直感が大切だ。迷った結果出した判定は、間違う確率が高い」と話した。

「臭気」判定には、厳密な科学計算式と統計様式がある。6人の判定士による評価データをインプットして初めて、採取した気体が基準値をオーバーしているか否かの判断が可能となり、この結果を環境保護部門に提出する。基準値を超える気体を放出した部門や企業は、関連規定に基づき、整備・改善が求められる。

〇臭気測定器で測定可能な気体は有限 人の嗅覚の方が鋭敏

臭気判定士の資格試験は、専門テストと臭気判定実技テストの両方が行われる。資格を獲得して職に就いた後、判定士の「鼻」は、自動車と同様、定期「検査」を受けなければならない。一般的には、3年に一度「検査」が実施される。鼻のメンテナンス状態が好ましくなく、「検査」に落ちた場合は、離職を余儀なくされる。また、判定士には、18歳から45歳までという年齢制限がある。